パリミチュエル方式とは

ブックメーカーにはオッズがつきものですが、そのオッズに関して「ブックメーカー方式」と「パリミチュエル方式」という2つのタイプがあるのをご存じでしたか?

ブックメーカー方式とは、ブックメーカー自身が事前にオッズを設定し、プレイヤーがそのオッズを見てベットする最もベーシックなスタイルです。これはブックメーカーのそれぞれの専門家が、様々な情報やデータを基にしてオッズを決定するもので、プレイヤーの人気やベット額の総量には基本的には影響されません。

しかし、ブックメーカーは自身のリスクを管理するために、時折オッズを調整することがあります。例えば、特定のチームや選手に対して多くの賭けが集まると、ブックメーカーはそのチームや選手のオッズを下げてリスクを分散させることができるのです。

一方、パリミチュエル方式はブックメーカー方式とは異なるアプローチを取ります。この方式では、最終的なオッズはベットが締め切られるまで決定されません。具体的には、試合の開始時点での賭け金の総量や賭ける人数に基づいて、最終的なオッズが決定されるのです。このため、パリミチュエル方式では、オッズは固定されていないため、ベット締め切り直前まで変動し続けるという特徴があります。

海外のブックメーカーではブックメーカー方式がほとんどです。パリミチュエル方式を採用しているのは日本の競馬や競輪などの公営ギャンブル、アメリカの一部のブックメーカーのみです。

日本の公営ギャンブルがパリミチュエル方式を採用している理由は「絶対に損失を出せないため」です。パリミチュエル方式はベットが締め切られるまでオッズが確定しません。胴元に利益が残るように調整されているためです。ブックメーカー方式だと大穴が来た場合、胴元が損失を被ってしまう恐れがありますが、パリミチュエル方式ではそのような心配がいらないのです。

プレイヤーとしては最初からオッズが確定しているブックメーカー方式の方が魅力的に映ります。そのため、世界中でブックメーカー方式が覇権を握っているのです。特に初心者の方はパリミチュエル方式でスポーツにベットすると、ベット締め切り後にオッズが下がってがっかりするという経験をすることになると思うので、その点でもまずはブックメーカー方式がおすすめです。